下顎後退位シンドローム

皆さんこんにちは

おひさしぶりです

 

気になってはいたのですが今年に入ってから忙しく、尚かつ話題が乏しくブログを更新する事が出来ませんでした。

最近やっと筆を持つ(キーボードを打つ?)余裕が出来ましたので最近の小児歯科の話題を取り上げたいと思います。

 

昨年9月、第32回日本小児歯科学会近畿地方会が開催されました。そこで上記の「下顎後退位シンドローム」が話題になっていました。

どういう病気か皆さんに判り易く説明します。

下顎後退位シンドローム」は下顎が後ろに後退している人たちに共通して起きている病的な複数の症状の事を云います。

 

下顎後退位シンドローム」によって起きる一連の症状は

噛めない→食事が遅い(食事量が少ない)→成長不良

噛めない→逆に早食い(噛まない)→多食→肥満

食べこぼし

いびき→無呼吸症候群

構音障害(発音が上手に出来ない)

口呼吸→粘膜の乾燥と炎症→感染症にかかり易い

舌前突→口を閉じれない(開口)

鼻炎・咽頭炎→風邪を引きやすい

顎運動異常→顎関節症

躓き易い(よく転ぶ)  体位の重心がズレている。

 

さて色々な症状が出てきました。ご自身ご家族に上記のような症状が見当たる時は、その人の下顎を見てください。

下顎が下がっていれば、小児歯科医或は矯正歯科医の相談なさってください。

歯並びを治す事で一連の症状が良くなる事があります。

しかし下顎後退位は見ようによっては出っ歯に見えたり、正常に見えたりするので、素人判断で大丈夫だと考えず、専門医に相談なさった方が良いでしょう。

皆さんは歯並びが悪い事は、見栄えの問題と考える方もいらっしゃると思いますが、実際には下顎後退に関わらず、色々な病気を併発している可能性があります。

 

 

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