暫くサボっていました。院長久しぶりのブロブです。
坪内歯科医院が転院新装開院した事は前回前々回のブログでスタッフが報告しましたが、じゃあ坪内歯科医院は何が変わったのでしょうか。
場所は勿論・内装は勿論ですが、今までの診療(予防・口の中の健康管理・etc)をより一層推し進めるために、そして新たな取り組みのために、新しい機器をいくつか導入しました。
その一つが口腔がん早期発見の為の特殊な機材「オーラルID」。
ごく初期の口腔粘膜のがんを発見するのに非常に役立つ検査機です。
近年日本では舌ガンを代表とする口腔領域の癌「口腔がん」が急増しています。2010年の統計では欧米での口腔がんでの死亡率は減少傾向にありますが、残念ながら日本では逆に増加しています(3,000人/年が死亡)。昨年は口腔がんが乳がんと白血病の発生率を超えました。
口腔がんは発見が早いと殆どの場合再発する事なく経過します。
しかし発見が遅く、ステージⅢ Ⅳになると突然死亡率が急増します。
日本で口腔癌の増えている1番の理由は認知度の低さです。
胃がんや肺がんはみなさんよく知っていますが、
「口腔癌?なにそれ?」
「舌癌!ああそれなら知っている」といった程度でしょうか。
また口腔癌は見つけようとしないと見つからない癌と言われています。そう言う意味では歯科医師にも責任があるのでしょう。
普通一般開業歯科医師が1勝に出会う口腔癌は1例か2例と言われています。ところが私は開業30年で10例以上と出会ってしまいました。
これも何かの縁、と思って「口腔がん検診」を診療のオプションにとりいれました。
皆さんも40歳過ぎたら1度は「口腔がん検診」を受けましょう。